【車で巡るドイツ・オーストリア・スイスの旅】~3日目~

車でヨーロッパ3カ国を巡る旅行をした話の3日目。
ローテンブルクとノイシュヴァンシュタイン城見たさに友達の愛車ビートルに乗り込んだ!無計画な2人だがさてはて旅の行方は…?

てな感じで車でドイツ、オーストリア、スイスの3ヵ国を巡る3泊4日の旅をしてきました。なかなか素晴らしい旅になったので忘備録として書いておきます。3日目はインターラーケンから鉄道でユングフラウヨッホへ登り、その後は旧市街全体が世界遺産になっているスイスの首都ベルンを観光します。

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第6の街:インターラーケン・ユングフラウヨッホ

3日目です。今日の目玉はユングフラウヨッホです。

ユングフラウヨッホとは、アルプス山脈の一部で標高は3466m。その山頂付近の標高3454mにヨーロッパで最も標高の高い鉄道駅があり、インターラーケンの駅から鉄道に乗ってその駅まで登ることができるのです。インターラーケン・オスト駅から出発の場合、グリンデルワルト駅かラウターブルンネン駅を経由する2ルートがあります。

行く人行く人みんなが感動して帰ってくるこの観光スポットは、スイス旅行のハイライトとも名高くたくさんの観光客で賑わいます。

さて、我々も目覚めると早速観光の始点となるインターラーケン・オスト駅へ車で向かいます。ある程度大きな駅は隣接する駐車場が付いてるので安心です。

頂上は鬼寒いようなので、持ってきた防寒着をフルで身に付けて挑みます。僕は長袖のシャツにウルトラライトダウン、薄手のフリースを着て、さらにカバンに登山用のレインパーカーを携帯していきました。靴は選択肢がなかったので普段使いのスニーカーです。

駅に入ってチケット売り場に並んで、大人2枚、グリンデルワルト駅経由のチケットを買いました。ホームに上って電車を待ちます。朝8時過ぎですが既に観光客がたくさんいます。

電車が到着すると、駅員さんが経由する駅別に乗客を車両に案内します。一本の同じ電車ですが、前方車両がラウターブルンネン経由、後方車両がグリンデルワルト経由となっていて途中で切り離されるので、ここで乗る車両を間違えると厄介です。ですが、駅員さんが看板も持って案内してくれるので迷うことなく乗り込みました。

しばらく走って標高が上がり始めるとこのように牧歌的な風景が広がります。曇っているのが残念ですが、それでも目を見張るような景色が続いていきます。

30分足らずでグリンデルワルト駅へ。この地点で徐々に気温が下がっているのを感じます。

細かい説明は省きますが、インターラーケン・オストからユングフラウヨッホへ行くまでに3つの鉄道会社を乗り継ぐ必要があります。ここグリンデルワルトで一回、次はクライネシャイデックという駅でもう一回乗り換えをします。

空を見るとまだまだ雲がかかっていてすっきりしない天気です。このままじゃ山頂の方はどうなるのやら…。少し不安。

クライネシャイデックで乗り換えたら、駅を見下ろすように電車はさらにどんどん山を登っていきます。

しばらく走って長いトンネルに入ったなと思ったら到着。ついにヨーロッパ最高地点の駅、ユングフラウヨッホです。電車を降りたら駅に併設する「トップ・オブ・ヨーロッパ」という観光複合施設へ入っていき、胸を躍らせてエレベーターで展望台の方へ向かいます。さて、その景色は…?

おお!晴れてる!というか標高が高くて雲の上にいるんですね。天気悪いけど景色見れるかな~なんて我々は下界でちまちまいらん心配をしていたというわけです。
いやしかし何という眺め!こんなところまで電車で来たんだと改めて感激。

まずプラトーという展望台へやってきました。下はそのまま氷なので靴次第ではかなり滑ります。僕もやっとのことで旗の下まで行って記念撮影をしました。さすがに寒いです。めちゃめちゃ着込んできたつもりでしたがそれでも寒い!もし皆さん行かれることがあれば夏であってもありったけの防寒対策をして下さい。

この景色、完全に異世界です。何度も言いますがこんなところに鉄道だけで登ってこれるというのが本当にすごい。施設内に展示がありますが、やはり鉄道を敷く工事は危険と困難を極めたようです。

建物の中からもぬくぬくと雄大な景色を眺めることができます。寒くなったらこの辺りで休憩していました。中にはお土産屋さんや氷細工のアート展示場、レストランなどがあるので景色以外にも楽しみが満載です。チョコレートの専門店もあったので、我々はそこでお土産(自分達用)を購入。

ここが施設内で一番高いスフィンクス展望台という場所です。こちらは氷ではなく人口の床なので滑る心配はありません。
景色も少し違う面が見えるのでプラトーと両方押さえておきたいですね。

こんな景色を登山の危険を冒さず拝めるところは珍しいんじゃないでしょうか。本当に感動です。正直ここにいるとノイシュヴァンシュタイン城も霞んじゃうくらいの感動の嵐がきますね。いや、ノイシュヴァンシュタイン城もこの人生で指折りレベルの感動だったんですけどね。それだけ恵まれた旅だったということにしておきます。

トップ・オブ・ヨーロッパには2時間ほど滞在して、名残り惜しいですが電車の時間もあるのでまたエレベーターで駅まで下りてきました。帰りは行きとは逆のラウターブルンネン経由の電車でインターラーケンまで下りていきます。電車が動き始めると、駅員さんが乗客みんなにチョコレートを配ってくれました。

さてさて、クライネシャイデックへ降りるとなんと雲が晴れていて荘厳な雪山が見れました。二人の日ごろの行いでしょうか。

またここで電車を乗り換えてゆっくりと下山していきます。ここに全ての写真は載せれませんが、その道中にも素晴らしい景色がたくさんありました。

かなり下ってようやくラウターブルンネンが見えてきました。落差300m級のシュタウプバッハの滝が右手に見えています。この村の周辺には70以上の滝があるらしいです。ユングフラウヨッホの観光客は長く滞在せずにこの村を通り過ぎることが多いですが、今度来る時はここに宿泊してみたいですな。

他の乗客がいない車両の中でワイワイはしゃぎながら、14時頃にまたインターラーケン・オスト駅に戻ってきました。いや~、夢のような時間でした。間違いなくこの旅のハイライトですねこれは。何回でも行きたい。また来ようと思います。

アルプスの感動の余韻に浸りながら車へ戻り、インターラーケンで遅めの昼食をとることに。駅の方から街へ入っていき、見つけたレストランでチーズフォンデュを食べました。フォンデュはフランス語なのでフランスかスイスが発祥だとは思いますが、諸説ありです。個人的に一応本場のチーズフォンデュを食べたということにしておきます。

お腹も満たされたので次は首都のベルンへ向かうことに。2日間車中泊でさすがにお風呂に入りたくなったので、街でたまたま拾ったWi-Fiでベルンにホテルを予約しました。日本ならサービスエリアにシャワーがあったり温泉へ気軽に行けるのでこの辺は困らないですね。今度日本で車中泊旅やってみるか。

第7の街:ベルン

インターラーケンからベルンまではたったの50分。ささっと着いてまずはホテルにチェックイン。今回はA1 Hotel Restaurant Grauholz AG(https://www.a1grauholz.ch/en/Hotel)というホテルに泊まりました。高速道路のサービスエリアに併設しているので、反対車線から来た我々は最初入り方が分かりづらかったのですが、ホテル自体はとてもきれいで良かったです。値段もそんなに高くなかったので車旅の場合はおススメできます。

チェックインしたら日が沈む前にある程度観光したくて急いでベルンへ。車を停めて世界遺産になっている旧市街を観光します。

ベルン大聖堂の前に出てきました。この時間帯だからか観光客は全然いません。塔に登ったり中を見学できればよかったのですが、既に閉まっていました。ふーん、と言う感じで外観を見て終わったのですが、実はこれはスイスで最も高い大聖堂で国の重要文化財にも認定されています。やはり無知というのは恐ろしい。

次に、大聖堂のすぐ裏手にあるミュンスター広場にやってきました。このように人々が集う憩いの場となっています。夕暮れ時でしたが若者や家族連れがたくさんいた印象です。

この広場から下を流れる川を望むとこのような景色が。いやー、ここもきれいです。
スイスは特に山間でなくても景色が別格です。

家の奥の方にアーレ川が見えます。この景色を見ながら、やっぱり家の屋根の色が統一されていると景色すごくいいな~、と思っていたのですが、後で調べるとベルンでは街の景観を守るためにすべての屋根の色はこのような赤茶色の瓦屋根に統一されているみたいです。なるほど、これも計算された景色だったんですね。

綺麗な夕焼けと共に街を散策していきます。人が多くないのでゆったりとした感覚で観光ができました。道を歩けば、道路の清潔さにも驚きです。ドイツやフランスとは桁違いの清潔さでした…。

連保議事堂。夕焼けとライトアップが重なってきれいでした。

意外にさらっと観光が終わったので、パスタだけ食べてホテルへ直帰。帰る頃にはすっかり夜でした。

ネットで調べてみると、意外と「ベルン つまらない」みたいな口コミを目にします。たしかにスイスのイメージから言うと首都にしては観光地感が薄い感じもしますが、いくつかの記事で書かれているような酷い街ではもちろんありません。統一感のある街並みやきれいに保たれている道路や建物などは一見の価値ありですし、このこぢんまりした街のサイズ感がちょうど良かったりもします。

まあでも、スイスで2日しかない!みたいな旅程なら無理に組み込むほどの街じゃない感は否めないですね。ただでさえスイスは見るべきところがてんこ盛りなので。

そんなこんなで最後の夜、3泊目はホテルで快適に過ごしました。ジュースとお菓子を買って映画を観てたら寝落ちしたようです。

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