【海外旅行のトラブル大辞典】トラブル解決方法の紹介②

①の続きです。
皆さんは海外旅行中にトラブルに遭遇したことはありますか?かなりの方が「ある」と回答されるのではないでしょうか。実際、かなりの頻度で大なり小なりの旅先トラブルが発生しているようです。今回は、そんな海外旅行で起こり得るトラブルの数々とその対策方法を一挙にご紹介していきます。記事が長くなるので、ステップ順に①と②に分けています。①では出発前の準備から現地到着まで、この②の記事ではホテルやレストラン、交通機関など現地での滞在中のトラブルをまとめています。それぞれシーンごとに分けてご紹介していきますのでぜひ参考にして下さい。

ホテルでのトラブル

いれたはずの予約が入ってない

チェックイン時に予約が確認できない原因としては、予約ミスや、予約名とフロントで伝えた名前が一致していないことが挙げられます。オンライン予約したつもりで実は予約完了していなかった場合や、間違いなくオンラインで予約して予約完了画面まであるのにホテルで予約が確認されない場合もあります。どの予約サイトでも、正常に予約が完了したら予約完了画面が表示されてメールが届くはずです。その画面やメールがあれば、万が一の場合でも強気に交渉をすることができますので、予約完了画面のスクショやメールはチェックインが無事に完了するまで保存しておいてください
また、予約はあるのに伝えた名前と予約の名前が違っていて予約が確認されない場合もあります。チェックイン時には予約した名前を間違いなく伝えるようにしてください。

オーバーブックで宿泊できない!

実は、ホテルは保有する部屋数よりも多い数の予約を受け付けることがあります。予約のキャンセルを見越して稼働率をぎりぎりまで上げるためです。この予測が失敗すると部屋数よりも多い宿泊客が来てしまう、これが「オーバーブック」という状態です。読んでお分かりの通り、100%ホテル側が悪いです。そのため、この場合は同等か少し上のランクの部屋を代わりに用意してくれます。ずっと泊まりたかったホテルでの話なら悲劇ですが、そうでなければ損することはないので旅の思い出と思って受け入れてください

部屋でWi-Fiが使えない

よくあります。そもそも指定のWi-Fiに接続すらできなかったり、パスワードを入れて認証されてWi-Fiのシグナルまで点いているのに通信できなかったりというパターンです。解決方法としては、まずお手持ちの機器が複数ある場合は全てのデバイスで試してみてください。端末機種の相性で接続がうまくできないこともあります。それでもダメならWi-Fiのスポット一覧からより電波の強そうなものを選んで接続してみてください。たまに別の階のWi-Fiの方が強い場合があります。それでもダメなら仕方がないのでフロントに問い合わせてください
海外のホテルでWi-Fiが使えなかったという話はよく耳にします。どうしても不安な方はポケットWi-Fiの利用をおススメします

部屋の設備の不具合

水が出ない、電気が点かないなどのトラブルも可能性があります。この場合は焦らずにフロントへ連絡をしましょう簡単な英語しか話せなくても、部屋へ来てもらって現場を見せればOKですその後のホテルの対応に従ってください
また国によっては、インフラ整備の関係でそもそもお湯が出ない国・地域があったり停電が頻繁に起こる場合があります。いわゆる発展途上国と言われるような国へ行く場合は、事前に情報収集をしておいてください

またトイレやシャワーに関しても水圧が弱く、用を足したあと一発でキレイに流れてくれないことがあります。設備の故障ではなく国や地域がらそのような状態である場合も多く、ホテルとしても対応のしようがないこともあります。どうしようもない場合は旅の思い出として我慢しましょう

ホテルの隣がクラブで深夜までフェス状態…

僕もイスタンブールで経験があります。一晩中ドゥンドゥンという重低音が部屋に鳴り響いていました。建物が乱立する観光中心街で宿泊すると、このような夜中の騒音が気になる場合があります。人によってはストレスになる場合もあると思います。騒音に敏感な方が中心街でホテルを選ぶときには、グーグルマップなどで近所の施設も調べておき、深夜まで営業する施設に隣接するホテルは避けておくと良いでしょう

門限を過ぎてしまって部屋に戻れない…

小規模のホテルやユースホステル、部屋貸しをしているところでも門限を定めているところがあり、このトラブルも時々起こります。管理人や従業員が帰宅したり就寝してしまったりして気付かれないなんてこともあり得ます。もし門限がある場合は必ずアナウンスされるはずですので、宿泊先の利用案内には注意を払いましょう。また、比較的大きなホテルでも深夜に施錠するところはたくさんあります施錠後の入室の方法を把握しておかないと思わぬトラブルになるので、こちらの場もチェックイン時にきちんと確認しておいてください

逆に、朝早い出発やチェックアウトをしたい場合にもスタッフがいなくて足止めを食らうことがあります。日本のように呼べば必ず従業員が出てきてくれるとは限りませんので十分注意してください。朝早い出発が分かっている場合は事前にフロントに一声かけておくといいでしょう

オンライン決済しているはずなのに料金を請求された…

オンライン決済したはずの宿泊料を、現地で再度請求されるトラブルがよく起きています。この対策方法も、やはり予約時の予約完了画面やメールなど支払い証明の代わりになるデータを保存しておくことです。また、チェックアウト時に宿泊料金の支払いをするホテルも多いですので、後から騒ぎにならないよう、チェックインの時に自分から「料金は払い済みですよね?」と確認しておくのもおススメです。僕も手元に証明書類がないなど不安な時は必ず先に聞いています。また、滞在中に部屋のミニバーや電話を利用するとそれらはもちろんチェックアウト時に請求されます。その利用内容や回数に間違いがないか、請求明細には目を通してから支払いをしましょう

国や都市によっては、「宿泊税」と称して宿泊料金の他に現地でホテルに直接支払わないといけない税金があります。宿泊税がある場合、予約時のオンライン決済には合算されていませんので、ホテル到着後に支払いをしてください。ヨーロッパの一部の都市やアラブ首長国連邦などにはこの税があります。ホテルのランク等によっても税率が変わるので一概には言えませんが、どの国や街でも相場は200~400円程度のようです。

レストランやカフェでのトラブル

憧れのテラス席は喫煙所

ヨーロッパなどの国へ旅行の際、テラス席に座って食事やコーヒーを楽しみたいという方は多いと思います。しかし海外のレストランでは、屋内が全面禁煙でテラス席でのみ喫煙ができる場合が多いです。タバコが苦手な方がテラス席に座ってしまうと周りからの煙に辛い思いをしてしまう可能性があります。もちろんどなたでもテラス席に座ることはできますが、タバコが苦手な方は室内の席を選びましょう。逆に言うと、ヨーロッパではレストランでもバーでもクラブでも室内は完全禁煙が原則です。喫煙者の方はトラブルにならないように気を付けてください。

メニューが読めない

インターネットの口コミで見つけるような有名店であれば観光客も多く、最低でも英語のメニューは置いてありますが、たまたま入店した先で必ず日本語や英語のメニューが置いてあるとは限りません。馴染みのない言語のメニューでは、自分の食べたいものを的確に選んでオーダーするのは至難の業です。解決策としては、入店したらWi-Fiがあるか聞いて接続しておき、インターネットやグーグル翻訳などで翻訳しながら注文しましょう

オーダーミス?頼んでないものを出される

知っているメニュー名だったので英語や現地語で伝えたが、運ばれてきたドリンクや料理が違うものだったというパターンです。正直言い間違いや聞き間違いは日本国内だろうと起こり得るので完全には防ぎようがないですが、オーダーする時に店員に見えるようにメニューを指さして注文するとミスが少ないでしょう。また、注文は間違いなく通っていて、実際運ばれてきた料理が自分の想像と違いすぎてオーダーミスだと勘違いすることもあります。不安な場合は先に店員さんに確認しましょう。

量が多いし思ってた味と違う…

アメリカやオーストラリアなどでは、既存のイメージに負けず劣らず一皿の量がすごく多いことがあります。日本と違ってお持ち帰りのシステムがある国も多いので、食べきれない場合は「to-go box」を頼んで持ち帰るのがおススメです。また、時々メニュー名や見た目に反する味の料理があります。ちょっと失敗だったな、というようなオーダーが鬼のような量だとテンションも下がりますので、可能であればオーダー時に料理の大きさを聞いておくといいでしょう。

店員の愛想が悪い

パリでよく聞く話ですが、確かに愛想のよくない店員さんも一定数います。初対面である皆さんが嫌われているわけはないので気にしないようにしましょう。日本のようにどこでも愛想よくしてくれる国の方が特殊だと思います。もちろん気さくな方も多く、日本で味わうことのないようなハートフルな接客をしてもらえることも多々ありますよ。

遠くの店員さんを大声で呼んだら変な目で見られた

主に欧米諸国のカフェやレストランでのマナーですが、客は大声で店員さんを呼んではいけませんし、テーブルを立って店員さんを探したりオーダーしに行っては行けません。これは不作法になります。一度テーブルについたら、店員さんが近くに来るのを待って声をかけるかアイコンタクトなどでおしとやかに店員さんを呼んでください。混雑していなければすぐに店員さんが気付いてくれます。時々店員さんが奥へ引っ込んでなかなか現れなかったり他の客と延々とお喋りしてることもありますが、そのような時でも大声を出したり席を立つのはNGです。時間に余裕がないならレストランではなくマックやサブウェイなどのファストフード店に行ってください。

余談ですが、日本のレストランとの違いとして、海外のレストランでは食事が始まった後、店員さんが接客の一環として「料理はどうですか?」と聞きに来ます。「Good!」だけでも十分ですので、にこやかに返事してあげてください。また、空いた皿を見つけたらすぐに下げてデザートを勧めてきます。始めはリズムに慣れないかもしれませんが、そういうスタイルですので郷に入っては郷に従ってください。慣れるとテーブルについたまま注文から会計まで全部してくれるので日本よりもスマートに感じます。

食事後の請求金額がやけに高い

お会計もテーブルでお願いしてテーブルで済ませます。
流れとしては、①店員さんを呼んで会計を頼む→②店員さんが伝票(レシート)をトレイかバインダーで持ってきて一回立ち去る→③その間にカードか現金をトレイに置く/伝票バインダーに挟む→④タイミングを見て店員さんが戻ってきて精算→⑤退店、という感じです。
カード払いも小型のクレジット精算機を用いてテーブルで行ってくれます。この時に、思っていたよりも高い金額を請求されることがあります店の間違いということもあり得ますので支払い前に伝票はよく確認してください。また、予備知識として、水も有料の場合が多いこと、チップ代を会計に含んでいる場合があることを知っておいてください。日本にはないこの項目が含まれているために請求が高く感じることも多いです。

忘れ物や置き引きのトラブル

日本では、座席にカバンなどの荷物を置いて席取りをすることがありますが、これを海外でやると高確率で荷物が盗まれますレストランに限った話ではないですが、絶対に荷物だけを置いて席を離れないでください。また、店内に忘れ物をして後から気付いて探しに行っても、二度と荷物と再会できないことがあります。平和な日本と同じ感覚で海外に来て痛い目にあった人は何人も見てきました。注意しましょう。

やばい!トイレどこ!?

これも個人的にはあるあるだと思います。店内のトイレの場所が分かりにくく、英語や現地語の説明ではさっぱり分からないこともあります。僕はスイスのレストランで、隣のお店の地下のトイレに案内されたこともありました。緊急事態になる前にトイレの場所は把握しておく方がいいです。また、日本のようにスーパーや公園でトイレが見つからないことも多いので食事に入ったお店で済ましておくと安心です。

路上でのトラブル

怪しい人に声をかけられる

よくあります。ほとんどがお金をせびる浮浪者か商売の勧誘かスリの類です怪しければ無視しましょう。国によっては物乞いのような人は普通にいます。無視することに後ろめたさを感じるかもしれませんが気にすることはありません。また、観光の中心地ではかなり強引な客引きも多いので、イヤならきっぱり断ってください。珍しいものだと、タカを連れた男の人が観光客の肩に無理矢理タカを乗せて写真を撮ったら料金を請求するという手口もありました。どこへ行ってもアジア人は標的にされてる感は否めませんね…。

スリにあう

残念ながらこれもよくあります。気を付けていても盗られるくらいスリ集団の手口はプロ並みです単独のスリ犯が荷物をスることもありますが、基本的にスリは集団で行われます。よくある手口が、一人が路上アンケートを装って近づいて気をそらし、アンケート用紙に記入をしている間に荷物を盗んでいくというものです。片手で紙とバインダーを持って片手にペンを持てば両手はふさがり無防備になってしまいます。また、基本的にこのようなスリをする集団のメンバーは子供なので、知らないと油断しがちです。そして仮に盗った人を捕まえても荷物は既に他の人に渡されてる可能性が高いです。つまり盗られたら取り戻すことは不可能です。警察も動いてはくれません。これを防ぐためにも、既に書いたように路上で声をかけられても無視する癖をつけてください。また、トートバックやリュックタイプのカバンは大変危険です。ショルダーバックを常に見えるよう前にかけるか、衣服の内ポケットに貴重品を入れるなどしっかり対策するようにしましょう。

道に迷う

道に迷うと大事な時間が削られたり、歩き回って心身ともに疲弊してしまいます。地理に自信のない方は、観光するエリアをグーグルマップで端末にダウンロードしておきましょう。そうするとオフラインでもマップを利用することができます。ただ、個人的には紙媒体の地図を併せて持ち歩くのがおススメです。ケータイは充電が切れたり通信ができなくなると役に立ちません。紙のマップを持参する場合は、お出かけ前に自分のホテルやホテル周辺の目印になりそうな建物を印しておくと迷わず帰れるので便利です。

デモで道が封鎖

時々あります。割と大きな道路でも封鎖されることがありますので、その場合は焦らず迂回ルートを探してください

車にひかれそうになった

これは最悪の場合命にかかわるので要注意です。
車線方向が逆であっても、どの国でも基本の交通ルールは同じですが、交通に関する感覚が大きく異なる場合があります。例えば、東南アジアではバイクが大量に道路を走っている国もあり、少しの隙間をめがけてバイクが突っこんでくることがあります。さらに歩道や信号が十分に整備されてないなど、根本的に歩行者には危険な条件の国もあります。また、ドイツはルールに非常に厳しい国です。日本ではどんなに歩行者が悪くても車が数%の責任を負いますが、ドイツの法律では歩行者が100%悪いという法的判断があり得ます。そのため、こちらが信号無視をしようものなら青信号の車はスピードを緩めずに走ってきます。このように歩行者に気を使わない国もあるので、どこの国へ行っても常識的に判断をして交通ルールはしっかり守りましょう

交通機関のトラブル

ストライキで予定の便が動かない

日本ではあり得ないことですが、海外ではバスや電車、さらには飛行機までストライキで運行しなくなることがあります事前に予告はされるものの、情報をキャッチできずに現地で初めて知る場合もあり、ストライキの事前対策は難しいです。
公共交通機関がストップすると観光できる範囲が一気に狭まり、予定が大きく狂うことがあります。ストライキの発生が分かったらまず可能な限りの情報を集めてください。現地の日本大使館や日本人居住者がインターネットやSNSで情報を流してくれることが多いです。ストライキの実行期間や時間帯、代用できる移動手段などの情報を集めておき、必要に応じて再度観光のプランを組み直しておくことをおススメします

また、一番厄介なのが航空会社のストです。自分のフライトがストライキの対象になると予約サイトや航空会社からフライトキャンセルの連絡が来ます。航空会社の都合で発生するので、基本的に予約者に損失がでないように別のフライトを手配してくれたり対応はしてくれます。ここで要注意なのは、インターネットの格安予約サイトで自分でチケットを購入した場合です。そのサイトを介して便の変更やキャンセルを行う必要があるため非常にトラブルが多いです。予約変更しようにもデスクに電話が通じない、スタッフに日本語が通じない、迅速な対応をしてくれないなど多くの声を耳にします。さらに、海外旅行中にこのトラブルに遭遇すると電話代もかかり観光時間も削られて大きなストレスになります。格安予約サイトで購入したチケットがストライキでキャンセルになった場合、速やかにフライトのキャンセル手続きをして別の便を取り直して下さい。電話をかけて代わりのフライトをきっちり用意してもらおうとすると、かなり心身をすり減らす戦いになります。メールなどで、「電話したけど繋がらなかった。欠航便の補償をしてほしい」という旨を伝えておいて、全額補償があればラッキーくらいに思っておいた方がいいです。また、こういう場合、各航空会社の正規ルートで予約をしておけば対応がスムーズです。

電車やバスのチケットの買い方が分からない

個人的に、初めて訪れる国でよく起こるトラブルです。特に券売機の場合、片道チケット、往復チケット、ゾーン内のワンデイチケット及びゾーンの選択などの表記が理解できず、どれを買っていいか分からないという時があります。インターネットや観光ガイド本でも各都市のチケット事情の情報は得られますので、先に調べておくことをおススメします基本的に現地では英語での購入になります。また公共交通機関をメインに利用して観光する場合、ドバイの「Nol Card」やパリの「Navigo」のような電車・バス用のICカードを最初に作成しておくと後は必要分だけチャージを繰り返して利用できるので便利です

電車やバスが時間通りに来ない

これもよくあります。日本のように分刻みで電車が来て、数分の遅延でお詫びのアナウンスが流れる国は珍しいです。まず、諸外国では公共交通機関は時間通りに来ないということを頭に入れておきましょう。鉄道が1時間遅れて到着なんてこともたまにあります。国によって差異はありますが、対策としては時刻表は過信せずに時間に余裕を持った観光プランを立てましょう

スリにあう

バスや電車内でのスリも油断は禁物です。満員電車でなくてもスリにあう危険性は十分にあります路上を歩くときと同じように自分の荷物には常に注意を払いましょう。また、旅行に疲れて車内で寝入ってしまうこともありますが、これも無防備になってしまうので非常に危ないです。寝入ってしまいそうなときは、財布やパスポートなどの貴重品は内ポケットに入れておくなど十分に用心した上で寝ましょう。できれば寝ずに起きておくのが一番です

その他のトラブル

クレジットカードが使えなくなる

カードが使えなくなる原因としては、①不正利用の防止ロックがかかった、②利用可能金額の上限に達した、③店が対応しているブランドのカードではない、ということが挙げられます。原因①ですが、これは日本でのみ使用されてきたカードがいきなり海外で使われたので、カード会社に不正使用と勘違いされてロックされる場合です本人確認ができれば電話一本でロックが解除できますが、現地でバタバタしたくない場合は事前にカード会社へ電話して海外へ行く旨を伝えておくといいでしょう原因②は特にカードを作ったばかりの学生に多いトラブルです。学生や未成年の方がカードを作成すると基本的に利用上限枠は10万円であり、ホテルとフライトの支払いで上限に達してしまうことも多いです。現地で一切使えない状況になりかねないので、必要に応じて「利用枠の引き上げ」を行っておきましょう。手続きについては各カード会社のHPをチェックです。ただし、会社や銀行によっては年齢制限があったり、カードの作成から一定期間経過していないと利用枠の引き上げに申し込めなかったりと落とし穴があるのでしっかりカード会社の規定を把握しておいてください。続いて原因③ですが、主に日本発祥のブランドであるJCBが海外の店舗で対応していない時に発生します。VisaやMastercardなどのブランドに比べると、JCBは世界的には加盟店数が少なくなります。そのため、海外旅行に行くときはVisaかMastercardのどちらかを持って行くことをおススメします。この二つが使えないという店はほとんどありません。また、原因①②③全てに共通して言えることですが、可能であればクレジットカードは二枚持っておく方が安心です。

同行人とのケンカ勃発

昔から言う「成田離婚」ではないですが、慣れない海外旅行でストレスが溜まって普段仲のいい友達や恋人とケンカをしてしまうケースも多いです。
海外旅行はやっぱり特別なイベントです。普段と違う状況に浮き足立ったり、また逆にすごく不安になったりと普段相手に見せない一面が出てきやすいです。そのため普段はかっこいい彼が英語を喋れずおろおろする姿に幻滅したり、彼女が自分を放置して買い物ばっかりしていたりと様々なケンカの種が降りかかってきます。せっかくの楽しい旅行がケンカで台無しになるのはもったいないので、旅行の前によく話を詰めておいて一日フリーの日を設けるなどの対策をしておきましょう。思い切って最初からケンカした場合の観光プランを考えておくのもかなり有効です

けがをしたり体調を崩す

こちらも慣れない海外での滞在でよく起こるトラブルです。主なものを列挙してみると、食事でお腹を壊す、気温の高い外と冷房ガンガンの室内の温度差にやられて風邪をひく、硬水に反応して肌荒れ、高山地域で高山病になる、長時間歩いて靴擦れになるなどなど、その種類は多岐に渡ります。
対策としては、まず持参できる薬や絆創膏などは持って旅行することです。酔い止めや下痢止めなどの使い慣れた薬を持っておくと、それだけで安心して余計なストレスを防げます。
次に、旅行先の気候は予めリサーチしておき、適切な服装を心がけることです。お洒落な服にこだわりすぎたり、荷物になるからとアウターを携帯しなかったりすると室内外や昼夜の寒暖差にやられちゃいます。見た目を少し我慢してでも、事前に調べた気候に合わせた服装で旅行しましょう。また、靴擦れを少しでも防ぐために履きなれた靴で旅行するのも大切です。
最後に、もし体調を崩したりけがをしてしまった場合は、観光を諦めてでもホテルの部屋など安静にできる場所に留まり、じっくりその後の対策を練りましょう時間がもったいないからと無理をするのが一番危険です。体調不良やけがの程度によっては病院に行く必要があります。病院へ行く場合は、ホテルにいるならフロントに、外にいる場合は近くの店の店員などに伝えて救急車やタクシーを呼んでもらいましょう自分たちで病院を探して車を手配するよりも、現地の人の協力を仰ぐ方がスムーズです。英語ができなくても結局は同じ人間なので、たいてい状況を見て判断してくれます。最悪の場合命に関わることなので決して自分たちだけで解決しようとしないでください

まとめ

かなり長くなりましたが、①と②に分けて海外旅行の数あるトラブルと解決方法をご紹介してきました。海外旅行に行かれたことのある方はいくつか経験のあるトラブルもあったのではないでしょうか。これから旅行に行かれる方はぜひ参考にしてみてください。
どのトラブルについても言えることですが、事前の情報収集と、実際トラブルに遭遇した時の落ち着いた対応が明暗を分けます。せっかくの楽しい旅行がトラブルで台無しにならないよう、出発の前から最善を尽くして旅行に臨んでください。
皆さんの旅が素晴らしいものになることを願っています。

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