ローテンブルクの旅~ドイツ旅情報~

こんにちは。

今回は、おとぎ話に出てきそうな可愛い街として日本でも人気の高いドイツのローテンブルクという街をご紹介します。旧市街はどこをあるいても絵になるような素敵な街並みが広がっており、一度は訪れてみたい街です。
アクセスや観光名所もまとめていますので、観光の際はぜひ参考にしてみてください。

ローテンブルクの基礎知識

始めに街の簡単な紹介です。

ローテンブルクは、正式名称「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber )」といい、南ドイツのバイエルン州にある田舎街です。
有名なロマンチック街道の線上にあり、その旧市街の美しさから日本でもかなり有名な観光地となっています。日本人観光客が多いため、街のあちこちで日本語の案内やメニューを見かけます。日本人スタッフを擁するお店もあるので、安心して観光することができるのも魅力です。

ローテンブルクは中世ヨーロッパの街並みがきれいに保存されている街として、海外からも季節を問わず観光客が訪れる街です。街自体は、半日あればあらかた見て回れるくらいの大きさです。当時のヨーロッパの雰囲気を存分に味わえる超おススメの街です。

ちなみに、ドイツにはもう一つ「ローテンブルク(Rothenbürg)」と呼ばれる場所があります。正式な発音では「ローテンビュルク」ですが、日本語表記では全く同じ「ローテンブルク」とされている場合が多いようです。こちらは人口200人程度の小さな村で、もちろん日本人が行きたがるような観光地ではありません。完全に違う街になるので要注意です。

ローテンブルクのマップ

Google Mapより

人気のある主要観光スポットに番号をふって場所を示しています。⑧と重なる円の内側が旧市街となっており、このように歩いてぐるっと一周できるような規模の街です。⑨はローテンブルク駅ですが、利用される方が多いと思うので一応入れています。
以下、番号に沿って観光地のご紹介をしていきます。

絶対に見ておきたい!おススメ観光スポット8選

おススメ観光スポット①プレーンライン

冒頭の写真の使いまわしですみません。

葉書やポスターにも使われるくらい有名な、言わずと知れたローテンブルクの顔、プレーンラインをまず初めにご紹介します。

街の中心街からは少し離れたところにあるこの観光名所。まさにど定番の写真撮影スポットです。パステルカラーの美しい家が立ち並び、左右に分かれる道の先にはそれぞれ門が建っています。この景色を見たくてローテンブルクを訪れる方も多いと思います。観光客が集まるスポットですので、人を入れずに写真を撮ろうとすると時間をかけてタイミングを待たないといけません。また、朝早いと日が差し込まずに少し暗い写真になるので、ある程度日が昇ってから撮影に行くのがおススメです。

おススメ観光スポット②聖ヤコブ教会

旧市街地中心部からほんの少し入ったところにある街で一番大きな教会です。すぐ見つけられます。
15世紀頃に完成したゴシック調の外観は圧巻で、まるで物語に出てくるお城のような迫力があります。内部へは有料(確か200~300円)で入ることができ、「十二使徒祭壇」や、階段を上って2階にある歴史的彫刻家リーメンシュナイダー作の「聖血の祭壇」などのこれまた迫力満点の祭壇をみることができます。ステンドグラスも日が差し込むととてもきれいなので、有料ですが中も拝観することをおススメします。

荘厳な聖血の祭壇

おススメ観光スポット③ブルク公園

駅から街を挟んで反対側にあるのがブルク公園です。かつての地震で倒壊したお城の跡に作られたと言われていて、ゆっくりと散策しながら美しい花や渓谷が見られるおススメの観光スポットです。眼下には街の名前にもなっているタウバー川が流れています。川と街との間にはかなり高低差があり、正式名称「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」とは、「タウバー川上のローテンブルク」という意味になります。
中世の雰囲気を街の外からも感じられる公園となっています。入場は無料です。

おススメ観光スポット④ローテンブルク市庁舎

街の中心にあるこの美しい建物がローテンブルクの市庁舎です。すぐ後ろにある白い塔はお金を払うと登って景色を楽しむことができます。別々の建物ではなく内部でつながっている塔ですので、市庁舎から塔の入り口の案内に従って進んでいきましょう。100~200円で塔へ上ることができます。こちらも人気の観光スポットですので、日によっては人が並んで観光に時間がかかることもあります。階段もなかなか大変ですが、そこからの景色は絶景ですよ。

おススメ観光スポット⑤マルクト広場

上の写真の下側に写っている、市庁舎に隣接する大きな広場がマルクト広場です。このマルクト広場では毎週土曜日に市が開かれ、野菜や果物などを買うこともできます。
また、ローテンブルクでも例にもれず、この広場で毎年クリスマスマーケットが開催されます。興味のある方はぜひ11月末から12月22日頃まで開催されるクリスマスマーケットを狙って旅行してみてください。

おススメ観光スポット⑥ケーテ・ウォルファルト

ここで特に女性が大喜びしそうな観光スポットを一つ。
マルクト広場のすぐそばにあるクリスマス用品を専門に扱うお店、「ケーテ・ウォルファルト」です。内装も夢の世界のようでとても美しいです。1年中クリスマスに関わる商品が販売されており、欧州の方もこの店舗の限定品を買いにくることがあるそうです。ステキなこのお店でお土産を探してみてもいいですね。もちろん見学だけでも十分に楽しめます。

おススメ観光スポット⑦中世犯罪博物館

観光案内を見ているとひときわ目を引くこの博物館。中世ヨーロッパの処刑道具や拷問器具を展示している日本の感覚からはかなり珍しい博物館です。写真がなくて申し訳ないのですが、なかなかおどろおどろしい当時の道具が数多く展示されています。可愛らしいローテンブルクになぜこんなものが、と思いますがこれも中世ヨーロッパの日常だったのかもしれません。苦手な方は気分が悪くなってせっかくのメルヘン気分がぶち壊しになるかもしれないのでご注意を。大人7.5€(900円程)で入館できます。

おススメ観光スポット⑧レーダー門

最後にご紹介するのはレーダー門という、街をぐるっと囲む城壁の一部です。城壁のあちこちが街へ入るための門になっていますが、このレーダー門は唯一上まで登って景色が楽しめるところになっています。市庁舎もそうですが、やはり高台からみる街並みは各別のものがありますよね。上まで階段を上ったところで1.5€(約200円)を払って見学が可能です。

この門以外の場所は、下の写真のように城壁になら無料で登ることができます。

4キロほどの城壁が旧市街を一周しており、どなたも登って景色を見ることができます。ただ、レーダー門や市庁舎の展望台ほどは高さがないので、目の前の家の屋根と同じくらいの目線になります。そんなに感動するような景色ではなかったので、個人的には思い出作り程度に上るだけでいいと思います。

ローテンブルクのグルメ

ローテンブルクのあちこちで見かけるのが、「雪玉」の意味を持つこの丸くて可愛らしいシュネーバルというお菓子。クッキー生地を丸めて作るお菓子で、僕は一つ食べると意外とお腹がふくれました。見た目や味も様々なものがあり、僕はシンプルな白いシュネーバルを食べましたが、なかなか美味しかったです。日本では味わったことのないようなお菓子でした。

また、ローテンブルクに限った話ではないですが、ドイツと言えばソーセージが有名ですよね。この街でもソーセージを食べられるレストランはいくつもあるので、ぜひ立ち寄ったレストランで探してみてください。

ローテンブルクへのアクセス

記事の最初に掲載した地図の⑨番がローテンブルクの駅になります。駅から旧市街までは10分から15分ほどで歩いて行けます。この駅までは、フランクフルトやミュンヘンなど周辺の主要都市から電車を乗り継いでのアクセスが一般的です。

ヨーロッパで電車をご利用の際は,、ユーレイル・グループの「Rail Planner」というアプリが便利です。日本のNAVITIMEと同じ感覚でサクッと乗りたい電車が検索できます。

Eurail/Interrail Rail Planner
Eurail/Interrail Rail Planner
開発元:Eurail B.V.
無料
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冒頭でも触れましたが、電車を探す際にローテンブルク(Rothenbürg)と混合しないように注意してください。また、Rail Plannerで検索してみると分かる通り、スイスにもRothenburgという駅があったりと非常にややこしいです。必ず「Rothenburg ob der Tauber」で検索して下さい。

フランクフルト中央駅からのアクセス

①フランクフルト中央駅(Frankfurt Hbf)出発
 ↓ ミュンヘン中央駅(München Hbf)行きのICE(高速列車)
②ヴュルツブルグ中央駅(Würzburg Hbf)下車

②ヴュルツブルグ中央駅(Würzburg Hbf)乗り換え
 ↓ Treuchtlingen行きの電車
③Steinach駅 下車

③Steinach駅 乗り換え
 ↓ ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)行き
④ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)到着

時間帯によっては列車の乗り換え駅や行先が異なる場合がありますので注意してください。所要時間は2時間半程度です。2回乗り継ぎがあるので駅を間違えないよう注意して下さい。

ミュンヘン中央駅からのアクセス

①ミュンヘン中央駅(München Hbf)出発
 ↓ キール中央駅(Kiel Hbf)行きのICE(高速列車)
②ヴュルツブルグ中央駅(Würzburg Hbf)下車

②ヴュルツブルグ中央駅(Würzburg Hbf)乗り換え
 ↓ Treuchtlingen行きの電車
③Steinach駅 下車

③Steinach駅 乗り換え
 ↓ ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)行き
④ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)到着

時間帯によっては列車の乗り換え駅や行先が異なる場合がありますので注意してください。所要時間は3時間半程度です。2回乗り継ぎがあるので駅を間違えないよう注意して下さい。

まとめ

ドイツのメルヘンチックな街、ローテンブルクをご紹介しました。
写真を見るだけでも街の可愛らしさが伝わるかと思いますが、実際に街を歩くと本当におとぎ話の世界へ来たかのような雰囲気を味わうことができます。

主要な都市から少し離れてはいますが、街の大きさもゆっくり歩いて1日あれば十分な広さなので旅程にも組み込みやすいと思います。ぜひ一度訪れてみてください。

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